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奥羽・羽越新幹線について

政治・国内社会問題

今の整備新幹線事業では、北海道が札幌まで延伸、
北陸新幹線を大阪までの延伸など整備計画が現在進行形ですすんでいます。

北海道と北陸の次の整備新幹線事業として、
四国地方では四国新幹線、山形や秋田では奥羽・羽越新幹線の誘致活動が、
活発化して行われています。

自分の地元山形では、県として誘致活動に力を入れており、
青森、秋田、山形、福島、新潟、富山と6県で、
プロジェクトチームが結成されています。

何故、奥羽・羽越新幹線の誘致活動が活発化してきた背景にも、
東日本大震災の影響が大きいと思います。

東日本大震災によって、東北新幹線は運休、
東北自動車道は通行止めとなり、仙台からの迂回路としては、
仙台~山形~鶴岡~新潟~東京と鉄道の場合は乗り換えが多く、
所要時間も大変長くなります。

仙台空港が津波で使えなくなった事もあり、
山形空港では臨時便の増発や24時間運用などをしていました。
山形空港は、2000mしかない為に、大型機の離着陸が出来ない事など、
不便を強いられていたなどの現状があります。

鶴岡・酒田経由を使ったルートにしても、
海岸に面している羽越本線を利用しており、
強風や大雪などで影響が出やすいなどもありますし、
酒田から東京間の所要時間は最短で4時間30分かかるなど、
日本海側の交通網は脆弱です。

奥羽・羽越新幹線誘致が活発した理由も、
そういった背景があると感じています。

奥羽・羽越新幹線が出来る事によるメリットは、
酒田から東京まで2時間40分と大幅に短縮され、
秋田から東京まで2時間30分と短縮されると見込まれています。

所要時間短縮から、地域交流が活性化され、
庄内方面の観光客増加が見込まれると考えられています。

ビジネス面でも、所要時間短縮によって、
滞在時間可能な時間も長くなる事から、
日帰り出張が可能と便利になっていくと言えます。

しかし、羽越・奥羽新幹線には大きなハードルがあると言えます。

現在、山形新幹線や秋田新幹線と在来線を標準軌に改軌し、
東北新幹線に直通運転が出来るように作られています。

結果的には、ミニ新幹線の作った意味もなくなりますし、
奥羽新幹線が作られた場合は、奥羽本線は並行在来線となり、
在来線の存続問題も絡んでくると思います。

奥羽本線は、山形新幹線や秋田新幹線と標準軌に改軌した為に、
かつては新潟から羽越本線-米坂線-奥羽本線-仙山線と経由し、
仙台まで直通で結ぶ急行べにばなも廃止になりました。

他にもJR貨物輸送でも直通乗り入れ出来なくなったなどの弊害があります。

そして、羽越新幹線と奥羽新幹線でも言える事ですが、
沿線人口が少ない為、採算性に問題があります。

並行在来線は恐らく、東北本線の青森~盛岡間で、
青い森鉄道やIGRいわて銀河鉄道と第三セクター化しました。

奥羽本線と羽越本線共に第三セクター化が予測されますし、
並行在来線で特急や山形新幹線などが廃止になる為に、
普通電車しか運行されなくなります。

よって特急運賃収入がなくなり、
赤字路線となり赤字補填の為に、
自治体の財政は厳しくなるというデメリットがあると思います。

現実問題を見て考えまして、
フル規格で奥羽・羽越新幹線を作るのは難しくハードルが高いと感じます。

案としては、羽越本線の線形改良で、高速運行できる区間を増やすなどによる、
所要時間短縮の方が、並行在来線問題も出ませんので無難な路線じゃないかなって思います。



<報道資料>

・山形県奥羽・羽越新幹線整備実現同盟
http://www.ou-uetsu-shinkansen.jp

・河北新報 <奥羽・羽越新幹線>沿線6県、早期実現へプロジェクトチーム結成へ
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170805_51005.html

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