こんばんは、のもへです。
先日の1月14日にて、荒川区議の小坂英二さんの同性パートナーシップ制度について反対意見をTwitterで発言した所様々な意見が飛び交い、テレビメディアなどでも問題発言であるかのように大きく取り上げられています。
小坂英二先生とは、行動する保守界隈でもお互いに協力する事がありましたし、来形されて尖閣諸島問題についての講演会を行われた時にも軽く挨拶を交わした事があります。
この問題について、まとめて自分なりの考察を話して行きたいと思います。
荒川区議の小坂英二さんのTwitterでの発言をまとめてみる
12日の総務企画委員会で荒川区が4月から始める予定の「同性パートナーシップ条例」の報告が有り、小坂からは徹底的に反対の主張を展開。
古来から日本では性的少数者の尊厳は尊重しつつも、法や制度等に位置付けないという対応をしてきました。
法制度への位置づけは社会混乱への道です。— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 13, 2022
男女が結婚を通し法制度に基づいて権利義務が発生し、その結果守られる。それは次世代に繋がる子供を産み育てる、経糸を引き継いでいく家庭を育む可能性が有る形だから。身体的理由や意思で生まないケースも有りますが、産む可能性が有る「形」であることを最大公約数にして守る対象にしている訳です。
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 13, 2022
荒川区が4月から導入する意向の「同性パートナーシップ制度」は性善説に基づいて、事実かどうか不明なことを「受領証」という形で「実質的なお墨付き」を与え、不動産賃貸や病院の面会の際など様々な場で「男女の夫婦と同じように扱うべし」という「実質的な圧力」を加えるものです。
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 13, 2022
荒川区に住むAさんと他の自治体に住むBさん。その二人が同性パートナーシップ制度に基づき届け出をする。その際にBさんの住む自治体に何らの通知もなければ問い合わせも無し。それは同性カップルという「情報」自体が繊細な問題だから問い合わせができないという答弁。
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 13, 2022
これだとBさん、他の自治体に住む複数の人と「同性パパートナーシップ制度」に基づいた宣言ができ、夫婦で言えば「重婚に次ぐ重婚」が可能です。多様な悪用事例が思い浮かびます。悪用も想定せずに性善説に基づいて制度設計する荒川区の認識の甘さを改めるように何度も求めました。
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 13, 2022
悪用の一例想定:10の別の自治体に住む同性と別個にAさんが「同性パートナーシップ制度」に基づいて宣誓。二人は適法滞在外国人。それぞれの自治体の地元の物件で同性の二人暮らしのお墨付きとなる証明書等を示し賃貸契約をする。
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 13, 2022
その10の物件にAさんは住むわけでは無く、それぞれに同性の不法滞在外国人を住ませ、手数料を徴収する。その物件は同性カップルが住む前提で契約したので、周囲からも不動産業者からも違和感なく思われる可能性が高くなる。様々に考えられる悪用の一例です。
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 13, 2022
同性パートナーシップ制度(小坂は明確に反対論を展開中)を導入する荒川区は制度導入を「様々な性自認・性的指向の方の生きづらさを軽減する」「広く理解促進すること」を挙げています。そして、この制度は同性の2人のカップルのみを対象としています。
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 13, 2022
様々な性自認・性的指向の中には3人以上で愛し合うという形の「ポリアモリー」という方は荒川区の新制度では対象外。「対象を広げ過ぎると制度の収拾がつかないから」という理由の様子。「多様な性自認・性的指向の方の生きづらさ軽減」を掲げながら、性的少数者の中で壁を作り分断する自己矛盾。
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 13, 2022
そうなんです。性的少数者の性自認・性的指向は多様で複雑なので制度に収めようとすること自体が無理があるのです。冒頭に書いたように「法的保護をする明確な理由が有る男女の婚姻を法制度の中で明確に位置付け、性的少数者の在り方は制度に位置付けず尊厳を守る姿勢を取る」これが適正と考えます。
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 13, 2022
役所のお墨付きが有る同性パートナーシップ制度に基づいた受領証や証明書を「病院で家族としての面会」や「不動産賃貸契約」の現場で示され「拒否」すれば、差別事案としてメディア、役所、世論に非難されます。証明書等は「黄門様の印籠」のような存在ですが、その根拠となる事実が不明確で問題。
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 13, 2022
同性パートナーシップ制度は2月にパブリックコメントを実施し、その前後にも総務企画委員会での報告事項として議論をします。委員会での反対論者は小坂のみでしたが、欧米の猿真似をせずに日本らしい性的少数者の存在を尊重する在り方を求め続けて参ります。4月には制度運用開始予定とのこと。阻止!
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 13, 2022
各地の反応
フリーアナウンサー 高橋真麻さん(フジテレビ系「バイキングMORE」にて)
「制度のあり方を議論するときに社会のあり方としてこうあるべきだと認識を示すことが政治家の職責」とし、「傷付いたと言われても、政治家に責任を問うべきものではない」と反論。さらに「傷付いたと感じる人はその傷と自分で向き合っていただくのが必要」
モデルタレント アンミカさん(フジテレビ系「バイキングMORE」にて)
「すごく不快な気持ちになりました」と懸念を口にした。同性パートナーには様々な法律の壁がある現状を指摘し、「尊厳として認められていないことが問題なのに、彼はそこを学び直すべきだなと思います」
自分の考察
同性愛とは古来からあった事は事実で、日本においても男色や衆道という文化がありましたし、歴史の勉強をしていけば長い歴史がある事が解っています。
当然ですが同性愛者の方々のセクシャルマイノリティーは尊重されるべきであって否定するつもりもありません。(自分もバイセクシャルなんですけどね)
では何故、小坂英二さんは同性パートナーシップ制度を反対されているのかというと、条例によって同性婚を認める必要があるのか、法制度の脆弱性が解決できてないのは問題でないかと指摘されています。
確かに、法制度の不備があっては性善説はまかり通らないので、様々な悪質な利用を想定したシミュレーションというのは必要となってくると思いますし、当制度の問題を洗い出していき議論を深めていく必要があると思います。
現実問題としても海外においてもLGBT関連の法整備などによって様々な歪みが生まれたり、住民同士とのトラブルなどが発生していると感じます。
多くのセクシャルマイノリティの人々はトラブルなどおこしたいわけでもないですし、トランスジェンダーに関して言えば公共の場でトイレが使いにくいなど様々な問題があると認識しています。
以前にTwitterで「トランスジェンダーの為にも多目的トイレなどの設置を増やしていくべきでは?」と発言した事がありますが、一部の基地外(アライの人)が「多目的トイレの利用を強要する事が差別」とか騒ぎ始める始末でお話にならないレベルだったのが思い出されます。
少し話から脱線しましたが、LGBT関連では様々な問題や課題というのは山積みだという事がわかると思いますし、確かにデリケートな内容だとは思いますが、感情的になって「傷つけられた」「勉強不足だ」とレッテル貼りをして相手を黙らせるというのは許される事ではないと思いますし、政治的な政策立てていくに事にたいしては様々な問題点を洗い出して議論を深めていく必要な案件だと思います。
自分で考えたり様々な意見をSNS等で閲覧をしたりして日々の勉強を重ねていますが、冷静に意見を聞いて判断していく必要があるのではないかなって思っています。
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