こんばんは、のもへです。
まず冒頭の挨拶としましては、奈良県の銃撃事件で亡くなられた安倍晋三元総理にご冥福をお祈り申し上げます。
日本を良い国にしようと長年に渡り政治活動をされていた事には敬意を表明したいと思います。
では本題に入りたいと思いますが、銃撃事件の殺人犯が統一教会の二世信者で宗教団体への恨みを持っていたという事で、メディアなどで大きく取り上げられて来ました。
そして、事件に関係する宗教団体は統一教会だったという事でメディアや共産党などによって政治と宗教団体の癒着関係などと称して政治的追求が始まっています。
色々とまとめながら考察していこうと思う。
統一教会とは
統一教会とは正式名称「世界平和統一家庭連合」というキリスト教系の宗教法人で、1954年に韓国のソウルで教祖の文鮮明によって設立された団体です。
教祖の文鮮明は1920年に現在の北朝鮮、平安北道定州郡に生まれ、16歳でイエスから啓示を受けたと称しており、1941~43年、早稲田高等工学校を卒業し鹿島組に勤務していましたが終戦後、退職して韓国のイスラエル修道院で補助引導師になりました。1946~50年、平壌で伝道活動を行うがスパイ容疑で逮捕され、興南監獄に収容され、国連軍の進撃で解放され今度は釜山で伝道を再開します。この時期、キリスト教は燎原の火のように韓国人の心をとらえ、どこを歩いても掘っ立て小屋の教会や牧師の熱烈な説教に出くわしたといわれている。
よって統一教会は新興教会の一つの宗教法人として考えられています。
またメディアなどを通じて報道されていますが、霊感商法で高額な商品を売りつけ、献金の強要などが社会問題となっていたのは確かで活動としては健全とは言い難いような行為が行われていたということは昔から言われていた問題です。
統一教会と日本共産党
日本共産党が今回の事件を受けて強く統一教会との関係性を批判しています。
様々な経緯を調べてみますと、教祖の文鮮明は共産主義については否定的な考えで、共産主義は平等で平和な世界をうたいながら、北朝鮮や、旧ソ連、中国などのように、実際は、自由がなく、言論統制され、一党独裁体制で、とても住みたいとは思えないような国が大半を占めている事から理想と現実とでかけ離れているからだと言われています。
文鮮明は世界赤化を狙う、共産主義から世界を守るために活動してきた為、共産主義の人から迫害されてきました。
統一教会系で反共主義の団体の国際勝共連合では以下の事を主な運動方針としています。
・共産主義の脅威から我が国を守る
・ジェンダーフリーや過激な性教育の廃止
・(選択的)夫婦別姓に潜む共産主義の策動を阻止
・子供の人権政策に潜む共産主義の策動を阻止
・青少年健全育成基本法の制定
・男女共同参画社会基本法の改廃
・憲法改正
・緊急事態基本法の制定
・スパイ防止法の制定
・日本版NSCの設置
・集団的自衛権の行使容認
・非核三原則の改廃
・武器輸出三原則の改廃
・防衛産業を成長戦略に盛込む
・宇宙の軍事利用を促進
自民党を初め様々な右翼・保守団体と考えが一致している事から、協力関係にあったとは考えています。
共産党が言う「統一教会によって政治を歪められている」というのはちょっと違うような気もします。
政教分離っていうけど
例えばアメリカ合衆国大統領就任宣誓というと、宣誓者が宣誓する時は左手を聖書の上に置き、右手を挙げるのが慣習となっています。
また、日本の皇室の様々な儀式においても伝統的に神道の方法を用いて式典を行われます。
多くの国民にも仏教、キリスト教、神道、イスラム教等など様々な宗教に信仰があるのは確かで世界的に見ても宗教に関しては寛容的な国だと思います。
例えば今回の統一教会に関する問題も含め、新興宗教との間には様々なトラブルがあります。
かと言って政府としても日本国憲法の思想及び良心の自由、信教の自由を守っていかなければならない立場で、特定の宗教団体をカルト宗教とみなして検閲や取締することは出来ないというのが現実です。
思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
日本国憲法第20条
第1項
信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
第2項
何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
第3項
国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
例えば特定の宗教法人の関係者から政治献金を貰っているのはけしからんというけど、その支援者の信教の自由があっての事だから排除しようとする動きは難しい話ではないかと思っています。
当方と新興宗教と関わりとか
当方の知人や親戚でも統一教会や創価学会を信仰している人もいますし、洗礼を受けてクリスチャンになった人もいます。
元統一教会で合同結婚式を上げたとか、創価学会の信仰している人からも裏話を聞いたり等したりする事もあります。
自分が関わっていた行動する保守でも、創価学会や統一教会などの二世信者という人もいましたし、信者だからといって活動から排除するという考えはありません。
また、地元で各種講演会が行われた時に国際勝共連合に所属している方から名刺を頂いた事もありますし、同じ考えであれば一緒に活動するのに問題はないと思います。
アパートで一人暮らしをしてて、エホバの証人などから勧誘を受けることもありますが、自分は先祖代々から仏教の浄土宗の信者で先祖供養程度には信仰をしています。
幼い頃から仏壇では南無阿弥陀仏と唱える事は家族から教えられていますし、仏教は素晴らしい教えも多くあると思っています。
人によっては様々な宗教に対して信仰があると思いますし、政治と宗教の話ってタブーにされるのは人によって様々な考えもありますし揉めやすいからだというのもあると思います。
個人的には人それぞれの考えもありますので否定するつもりはないけど、ヤヴァイ事に巻き込むのはやめてね程度だとは考えています。
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